ジョブ型に☆ワープ

ジョブ型雇用の時代に対応した働き方がテーマ

理系の就職活動は大学受験から始まっている?

理系高校生のお子さんをお持ちの親御さん、もしくは志望校を検討している理系高校生に向けて書きます。

 

大学の選び方ですが、良い会社に入るためには良い大学ということで、偏差値で大学を選んでいる方も多いと思います。

私もそうでした。

それでも良かった時代はあり、終身雇用が前提で、一旦新卒採用でまとめてポテンシャル採用し、その後研修を経て、各部署に配属するというスタイルの会社が多数を占めていた時代です。

行きたいと思える会社がこのスタイルの会社であれば、多少専門性がずれていても大学のレベルがターゲット校以上であれば、採用されるかもしれません。
なぜなら、研修やOJTで社内で教育するからです。なので専門性は二の次で、採用の主導権も、実際に一緒に働く人たちではなく、人事部が握っています。

このシステムのメリットは、採用される側から見ると、専門分野を大学卒業後に変えられる可能性がある点です。私はこのパターンです。
企業からすると、計画した人員の採用はしやすいということが挙げられると思います。

デメリットは、後から各部署に配属となるので会社のシステムにもよりますが、ミスマッチが起きやすいです。
不本意な部署への配属や仕事をすることになった場合、早期に転職する人も出てきます。

メリットとデメリットありますが、2000年代はこのような会社が多く給料も大差なかったので、問題はなかったと思います。


近年の初任給から高年収を提示する会社はジョブ型雇用

見出しにもあるように、近年初任給のばらつきが大きくなってきています。
普通月給20万円くらいなものですが、月給50万出しますなど目立つことが多くなりました。

そういった企業や求人は、新卒採用時からジョブ型採用です。

そこで問題になってくるのが、大学の学部であり、理系ならばどの研究室に所属し、何の研究をしていたかという経歴になります。
同じ大学の学部でも、ある研究室は世界的に有名だが、そのほかはあまり有名でないということもあります。

特に外資系の研究開発型企業は、新卒採用の場合、この経歴が配属部署のニーズと合わない場合、絶対に採用されません。
特定の研究室出身者のみをターゲットにしている場合すらあります。
日系の場合でも、この経歴が合っていなければ、例えば初任給から月給50万になる基準からは外れるでしょう。

英語能力も重視するところも多いと思いますが、あくまでも専門分野を英語で説明できるというような英語力であり、専門性あってこそです。


大学の偏差値だけでなく、どんな研究室があるか調べよう

ジョブ型採用の性質上、新卒でも大学だけでなく学部・研究室の重要性が高いことは理解していただけたと思います。
単純に「志望大学名 学部名 研究室」などで調べられるので試してみてください。

行きたい企業と共同研究していたりする研究室は狙い目です。採用可能性が高まるといわれているインターンシップ参加の可能性もあるでしょう。


以上お読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。